第二次世界大戦が残した爪痕。
この前ヨーロッパ人の友達らとミナミのバーに行ってきました。
その中にポーランドから来ている留学生の、まだ若い女の子もいました。
初めて会うその子は、少しやせ気味のショートのブロンド髪の子でした。
みんながそれぞれ席に着き、談笑していると、
少し遠くの方でアウシュビッツと聞こえてきたので
「え?アウシュビッツ?」と私は聞き返しました。
どうやらその子はポーランドのアウシュビッツから来ていた留学生だったのです。
いろいろと長い話をして、最後に彼女は
「ドイツは嫌いでもないし、ドイツが悪いわけでもない。戦争が悪かった。」
と。
歴史的に重要な世界遺産の地で、とりわけアウシュビッツで生まれ、育つということは特別な意味もあると思いますが、彼女はドイツに関して憎悪や敵意などはなく、性格もとても優しい感じの子でした。
日本ではヒロシマと言えば世界中でも知らない人はいてません。
アウシュビッツもヒロシマも人類が起こしてしまったことですが、もうこれらのことが繰り返されないように、平和な世の中であった欲しいものです。